RotoSpiderマニュアル › 成形品に合った形状を選ぶ
形状を持つ金型に必要な空間を理解する
対象バージョン:RotoSpider Desktop 0.8.14 · 確認:2026-09-13 D5
金型はスパイダー上で、3種類の空間を占めます。金型自体の形状、その周りのクリアランス、そしてアームの最大回転径のうちの金型の分です。このページでは、形状を持つ金型について、アプリがそれぞれをどう測るかを説明します。平面図や待機エリアの理由に表示される内容が、これで理解できるようになります。
2つの寸法:行の外形寸法と、レイアウトでの形状
Mold Data(金型データ)タブの金型の行には、どれも占有面積と高さが表示されます。直方体なら、それが金型そのものです。ほかの形状では、それは形状の外形寸法、つまり形状が収まる最小の直方体で、形状から決まるため、行では読み取り専用で表示されます。その直方体が、ブックに保存され、表に印刷され、生産計画の担当者が読む値です。
レイアウトが配置するのは、その直方体ではありません。金型の置き場所を探すとき、レイアウトは試す回転ごとに金型の実際の輪郭を使い、置き場所を決めるときには正確な立体で確認します。すべての隣の金型とのクリアランス、スパイダーの縁、アームの最大回転径は、どれも直方体ではなく形状に対して測られます。平面図(2D)では、各金型がその輪郭で描かれます。L字柱はL字形に、三角柱は三角形に、寝かせた円すい台は台形に、高さ別断面形状はすべての段を合わせた輪郭で描かれます。

形状の周りのクリアランス
Settings(設定)タブのクリアランス(クリアランスのページ)は、2つの金型のあいだの距離で、2つの形状が最も近づくところで、面から面まで測ります。一方の角と他方の面、辺と辺などです。金型の周りに描いた四角ではありません。平面図の破線は、その距離を金型の輪郭の周りに描いたものなので、2本の破線が接するところでは、2つの金型はちょうどクリアランス1つ分離れています。球と直方体のあいだでは、破線の円と破線の長方形が1点で接します。
丸い金型、つまり円柱、立てた円すい台、球は、レイアウトにとっても丸い形です。直方体なら角が隣の金型を遠ざけてしまう斜め方向から、隣の金型が入り込めます。
最大回転径とスパイダーの縁
最大回転径は、アームが回転するときに通る球で、Spider / Arm Data(スパイダー/アームデータ)タブで設定します。スパイダーは、金型をボルトで取り付ける板です。すべての金型は、形状ごと最大回転径の内側に収まり、底面がスパイダーの内側に収まらなければなりません。どちらも正確な立体で確認されます。背の高い球は、スパイダーの確認には通っても、最大回転径の確認で外れることがあります。長い寝かせた円柱は、最大回転径の確認には通っても、スパイダーの縁の外に出ることがあります。待機エリアの一時許容Ignore spider edgeは、そのレイアウトで手で配置した金型について、スパイダーの確認を外します。最大回転径の確認を外すものはありません。
金型が収まらないとき、ステータスバーの文が、どの確認で外れたかを示します。金型のあいだに残る空間、スパイダー、最大回転径、アームの重量のいずれかです。最大回転径のために待機エリアに移った金型は、クリアランスを広げても解決しません。
形状を持つ金型の回転
単純な直方体は、そのままの向きと、90度回した向きで試されます。作成した形状や描いた形状は30度ごとの12の向きで、取り込んだSTEPの形状は15度ごとの24の向きで試されます。Deeper search(Machinesパネルにあります)は、取り込んだ金型について1度ごとにすべての角度を試しますが、時間がかかり、結果がよくなるとも限りません。3Dシーンの回転リングで自分で金型を回す場合、形状を持つ金型はどの角度にも自由に回せます。球、立てた円柱、立てた円すい台は回りません。回しても何も変わらないからです。
バランス
行にある金型の重量は、形状にかかわらず、外形寸法の中心にあるものとして扱われます。ステータスバーがCG OFFSET(重心ずれ)として示すバランスは、そこから計算されます。軽い金型の片側にある重いフレームは考慮されません。それがお使いの機械で問題になる場合は、重量を入力してレイアウトに金型を配置させ、そのうえで重心ずれを確認してください。
形状を入力するときの要点
- 金型は、フレームに付けた状態で、スパイダーにボルト留めするとおりに測ってください。
- 形状は、ミリメートル単位まで正確である必要はありません。直方体の中のすき間が、すき間として表されていればよいのです。手のひらの幅は意味がありますが、1度の抜き勾配は意味がありません。
- 最大回転径に収まらない形状付きの金型に必要なのは、よりよい形状ではなく、より大きなアームです。
ご意見・ご質問
アプリのルールは、物理条件を私たちなりに読み解いたものです。お客様の工場のほうがよくご存じの点では、アプリのほうを変えます。