RotoSpiderマニュアル › 工場のデータを入力する
回転成形機とアームを入力する
対象バージョン:RotoSpider Desktop 0.8.14 · 確認:2026-09-13 D5
RotoSpiderにとって回転成形機とは、1本または2本のアームと、機械メーカーの図面や巻尺で得られるいくつかの数値のことです。このページでは、それらをどこに入力するかを示します。続く2つのページ、ストレートアームとクランクアーム(L型アーム)で、各数値の意味、測り方、レイアウトでの使われ方を説明します。
2種類のアーム
どのアームも、2つの回転を同時に行います。アームの管はそれ自身の軸のまわりに回り、スパイダーはその中心を通る軸のまわりに回ります。スパイダーを回すのは、中空の管の中を通るシャフトで、管の先端の直角ギアを介して動力を伝えます。
ストレートアームは、回転軸に沿って加熱炉に入る管で、先端のハブに2枚のスパイダーを、ハブの両側に1枚ずつ持ちます。金型は各スパイダーの外側の面に取り付けられ、全体が、アームの軸上に中心を持つ球、つまり最大回転径の内側に収まらなければなりません。
クランクアーム(L型アーム)は、同じ管をクランク状に曲げたものです。金型を置く空間の外側で下に曲がり、1枚のスパイダーを下から支えます。そのため金型は、その1枚のスパイダーの外側の面に取り付けます。高さが半分ずつの取付空間が2つあるのではなく、途切れのない取付空間が1つあることになります。金型が収まらなければならない球は、スパイダーより上の、アームの軸上に中心があり、球の側面は、クランクが空けている幅のところで切り取られます。中国の工場では「L 臂」または「偏心臂」と呼ばれます。
アプリは、ブックの行のどの列が埋まっているかで両者を区別します。ストレートアーム用の列が埋まった行はストレートアーム、クランクアーム用の列が埋まった行はクランクアーム(L型アーム)です。両方が埋まった行は、アプリでは同じ機種名のもとで、それぞれ1本ずつの2本のアームになります。
Spider / Arm Dataタブ

表には、アームごとに1行が表示されます。試用版のブックでは5台のサンプル機が表示され、すべてストレートアームです。

行に両方の種類を持つブックでは、同じ機種が2回、Straightとして1回、Offset/Lとして1回表示されます。

列を左から順に、それぞれの元になるブックの列とともに示します。
| タブ上の列 | ブックの列 | 内容 |
|---|---|---|
Model |
Model(型号) |
回転成形機の名前で、各レイアウトのMachines一覧にこの名前で表示されます。2つの行に同じ名前を付けてはいけません。2つ目は無視されます。 |
Variant |
なし:埋まっている列で決まります | StraightまたはOffset/L。 |
Rotation / vertical envelope (mm) |
StraightEnvelopeDiaMmまたはOffsetArmVertDiaMm |
アームが回転するあいだ、金型が収まっていなければならない球の直径。 |
Spider diameter (mm) |
StraightSpiderDiaMmまたはOffsetArmSpiderDiaMm |
金型を取り付けるスパイダーの直径。 |
Dead height / spider Y (mm) |
StraightDeadHeightMm |
ストレートアーム:2つの金型取付面のあいだの高さ。 |
Dead height / spider Y (mm) |
OffsetArmSpiderYMm |
クランクアーム(L型アーム):スパイダーの上面が、球の中心からどれだけ下にあるか。 |
Horizontal envelope (mm) |
OffsetArmHorzDiaMm |
クランクアーム(L型アーム):アームの柱部分で側面が切り取られた後の、球の使える幅。 |
Risers (mm) |
OffsetArmRiserHeightMm |
クランクアーム(L型アーム):このアーム用に保有しているかさ上げ台。400, 650のような一覧で入力します。 |
Max load (kg) |
MaxLoadWeightKg(最大承载重量) |
アームに載せてよい金型の重量の上限。空欄または0の場合、アプリはこれを確認しません。 |
ブックの中国語の見出しも読み込まれます:直臂加热室回转空间直径/mm、直臂模盘直径/mm、直臂无效空间高/mm、L臂回转空间纵向直径/mm、L臂模盘直径/mm、L臂模盘Y/mm、L臂回转空间横向直径/mm、L臂增高架高/mm。
Max load (kg)は表の中で直接編集し、Saveを押してブックに書き込みます。セルを空にするか0を入力すると、重量の上限がなくなります。値はアプリを開き直しても残ります。クランクアーム(L型アーム)のスパイダーYオフセット(Dead height / spider Y (mm))は0より大きくなければなりません。表は0を受け付けず、保存済みの値を残します。
プレビュー
右側のパネルは、選択したアームをその数値から描きます。スパイダー、最大回転径の球、デッドハイトまたはかさ上げ台が描かれ、その下に値が表示されます。行をクリックして選択し、図をドラッグして回します。数値が誤っていると、たいていはレイアウトより先に図でわかります。球より大きいスパイダーや、スパイダーがかろうじて収まるだけの球などです。
回転成形機を追加する
Excelで回転成形機のシートに、機種名とアームの寸法を入れた行を追加して保存し、レイアウトタブのReloadを押します。新しい機種がMachines一覧とこの表に表示されます。このタブでは既存の行の数値を編集できますが、行の追加はできません。
レイアウトでの数値の使われ方
各パラメーターは、レイアウトが守る決まりです。金型は球の内側とスパイダーの円の内側に収まり、デッドハイトに入らず、重量の上限を超えません。ある金型が決まりの1つを破ると、その金型は待機エリアに移り、どの決まりを破ったかがステータスバーに表示されます。続く2つのページで、パラメーターごとに、その決まりと、数値が誤っているとどうなるかを説明します。
ご意見・ご質問
アプリのルールは、物理条件を私たちなりに読み解いたものです。お客様の工場のほうがよくご存じの点では、アプリのほうを変えます。